#ui_memo

ういめも

旅紀 : 北の大地 #5

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どうもです。 

最近めっちゃ更新してるように見えますが、書いているのはもう3ヵ月以上前の出来事と言う有様でございます。

さて、8泊9日で行く北海道一周の旅も終盤を迎え、残すところあと3日。

旭川から網走を経由し釧路まで。翌日は釧路から夕張を経由し札幌まで。

そして札幌で一泊し小樽で美味いもんでも食って新千歳からさよならバイバイという行程でした。その旭川から釧路までの記事になります。

 

 

 

 

 

Day7 Asahikawa→Kamikawa

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どっかで見たことあるようなサボの写真に案内の写真ですね。ワンパターンとも言う。

普通上川行きで上川まで向かいます。なんで2両?と思いましたが、途中から学生がたくさん乗り込んできて気になって調べたら上川に小・中・高校が固まっていました。なるほど、学生輸送用かと。

やっぱり普通列車に乗るとその地を少しでも知れるような気がします。何処に学校があるんだとか、どのあたりが一番人が住んでいるんだとか。ボックスシートで相席になったおじいちゃんおばあちゃんと話せばみかんをもらえたりするかもしれません。

その地に触れられるのが旅の醍醐味。賑やかになった列車は軽快に上川へ向かいます。

 

 

 

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ダメヨ

ココヨ!!

 

ちょっとかわいい

 

 

 

 

Kamikawa Sta.

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 上川駅。流石にここまで滞在していると雪にも慣れてきて、そんなに珍しいもののように感じなくなりました。

とか言ってみても、やはり1枚目のような白の中に浮かんだような写真が撮れるとウォォォォォとなります。瀬戸内海式気候の民の性でしょう。知らんけど。

 

 

 

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写真ばっかりですね。内容ないから誤魔化すためとかじゃないんで許してください。内容もとから無いようですよってか。うるせぇ。

 

 

 

 どうもこういうローカル線の中にあるちょっと栄えた特急停車駅みたいなんに弱いらしく、普通で行けば後続のオホーツクまでで時間が作れると知った私は迷いもなく早起きして乗り込んだわけでございます。

 

こういうとこで運賃表なんかを見ると旭川まで普通列車で1070円、札幌まで特急だと3670円、網走まで特急だと6150円とか、北海道フリーパスお前26230円でいいんかほんまに。大丈夫なんだろうか。心配になります。

 

 

 

この駅の自販機でカフェオレ買っておつり取ったのに買ったもの取るのを忘れる凡ミスを犯しテンションが一気に急降下。

遠軽で3分停車なのでワンチャン自販機まで走れるかとか考えながら流れていく車窓を眺めます。

 

 

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またお前かい

 

 

 

Engaru Sta.

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無事カフェオレを購入しお釣りも品も忘れず取り車内へ戻ったら座席の大回転大会が開催されていました。前にいた外国人の人に手ぶり身振りと上手いわけでもないカタコト英語で「デンシャ ムキ カワル ザセキ マワス」みたいなことを伝えたのを覚えています。半分熱意と周りの空気でわかったみたいな感じでした。JapanRailPassを使っていたので観光でしょう。ぜひ楽しんでほしいななんて思いながら、自分も楽しめるよう気分を上げていきます。

いつぞに書いたように、楽しかったことも辛かったことも昨日のことのように思い出せるのが旅の面白い所。130円無駄にしたことも、今となってはいい思い出です。そんなもんです。

 

 

 

 

 

Abashiri Sta.

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網走駅。アルプスの牧場が流れてタイムスリップしたような気分になりました。

流石に旭川行き特急は人が多いですね。この手の駅は待合室の横に臨時改札のようなものがあるのがデフォルトなんでしょうか。上川にもこんなのありました。

西留辺蘂行きとかあるんですね。と思ったらここにも小・中・高校がありました。留辺蘂駅から微妙に遠いんですね。成程、こうやってみると重要性とかJR北海道の計らいのようなものが感じられます。

 

そんな考察をしながらここから次の目的地まで移動するバス停の位置を調べました。よくわかんない。

気を改め次の駅まで歩いてみることにします。 

 

 

 

 

 

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適当にGoogleMapでルートを見ていると駅跡の文字があったので行ってみました。石碑にはこう書かれています。

 

十勝の池田から着工した網走線は大正元年(1912)に野付牛を経由して網走まで開通した。この地に建設された網走駅は昭和7年(1932)まで営業を続け、駅舎が新町に移転した後は貨物専用の浜網走駅となり、同44年まで使用された。

 

流石に昭和44年なのでこの石碑以外にそれらしいものは見当たりませんでしたが、『網走駅 昭和44年』で検索するとそれらしき写真や文献が見当たります。流石に7年で検索しても出てきませんでしたが、きっとこの場所でたくさんの人が汽車に乗り込んだのでしょう。そう考えるとちょっと壮大ですね。

 

 

 

 

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なにやら神社があるらしいので坂道を上っていきます。

 

 

 

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辿り着いたのは人の気配が欠片も無い雪に埋もれた神社でした。

踏切に書かれた「神社通り」の文字と道路にそびえる鳥居がその趣を感じさせます。おみくじでも引こうかと思いましたがそれらしきものは無く、先述の通り私以外の人がいなかったのでお参りだけして桂台駅へと向かいます。

 

 

 

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 桂台駅。緑を使った公園の遊具みたいなデザインの駅です。

なんかどっかで見たことあるような~と思ったら遊具でした。今思い出した。

すぐそこは車通りの非常に多い道路で、出入口が歩道に顔を出している構造。ほんとに作れそうだから駅作ったったわwみたいな感じです。

 

 

 

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近くの橋から駅と反対側を見ます。3tまでしか通れない橋で、1車線で行き違いできねぇぞって標識に書かれてます。こんなの見れるとは思ってなかった。

 

 

 

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駅前から海が見えました。こうしてみると結構高低差があるんですね。

キャリーバッグを引きずりながら歩いているので車輪の跡がくっきりと。行きと帰りの分がついていて足跡残してるぜ!!!ウェーイ!!!みたいな変なテンションになっていました。元から変だろ。

4枚目はふと下を見たときに見つけた切符。なぜこんなところに網走から260円のきっぷが落ちているのかとか、日付が昨日なんだけどとか未だに謎です。これは迷宮入りですね。

参考までに、網走駅から桂台駅までは170円です。謎が解けた方、ご一報ください。

 

 

 

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なんとなく海の方まで歩いていると旧網走刑務所正門の遺構がお寺と幼稚園の門になっていました。有形文化財に指定されているぐらいですから貴重なんでしょう。レア度でいうとSレアぐらいでしょうか。知らんけど。

 

 

 

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冬のオホーツク海と言えばやはり流氷です。クルーズ船?が止まっていました。不安になるバランス感だな。

 

 

 

Abashiri City→Kitahama Sta.

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観光のような放浪を終え北浜駅までやってまいりました。京阪じゃないよ。

知らない場所でバスに乗るとき、それであっているのか心配で心配で調べ始めてしまうのはなんででしょう。

 

この駅、一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。無いなら今知ってください。なんといってもこの駅…

 

 

 

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海  が  目  の  前 です。

 

読んで字のごとく駅のすぐそこ。歩いて1分も無いぐらい。オホーツク海に一番近い駅。

北舟岡駅と違うところは、駅が1面1線の棒線なので

|駅舎|ホーム|線路|THE SEA|って感じです。

時期がよければ流氷も見られるそうですが残念ながら海水だけでした。

 

 

 

Kitahama Sta.

 

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ほんと、駅舎と言うよりは海の家のような雰囲気ですね。なんでそう感じたのかはわかりませんが、そんな感じでした。

お洒落な喫茶店が入っていると聞いてここまで昼飯を我慢してきました。

 

 

 

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う~~~んなんだここ!

単極に言い表すなら「エモい」。そのワード以外が死にました。

カレーだけで済ませるつもりでしたが手が勝手に上がってあ~~~!!!困ります!!!ケーキにコーヒーまで頼んでしまってはここから出られなくなります!!!あ~~~!!!!!

 

 

 

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負けました。そのための貯金。

 

 

 

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客車の座席?にマイタウン列車のサボ、帽子や切手などなど…。

恐らく一般的な喫茶店の内装なんでしょうが、喫茶店に滅多に入らない人間なのでちょっとしたことでテンションが上がります。駅についた時点で既にテンション上がってますけど。強いて言うなら晴れてほしかった…。

美味しいコーヒーにケーキ、ごちそうさまでした。

 

 

 

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 列車が来るまで1時間ぐらいでしょうか。コーヒー飲んでくつろいでいたら気付いたら1本乗り逃していましたがまぁ気にしません。余裕は持っていたので存分に使っていきましょう。

 

 

 

 

 

Hamakoshimizu Sta.

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一駅進んで浜小清水駅。間に原生花園という臨時駅があります。

小清水原生花園の最寄り駅で5/1-10/31しか営業しないらしいです。

 

人為的な手を加えず自然をそのままにした状態でも色鮮やかな花が咲く湿地帯や草原地帯のことを「原生花園」っていうんだよ!とWikipedia先生が教えてくれたのでそういうことなんでしょう。どれほどなのか気になるので今度は夏に訪れたいですね。

 

 

 

さて、この駅に寄ったのは近くの展望台から駅と海が俯瞰できると聞いたからだったんですが、その俯瞰で撮ろうとした列車に乗って北浜駅からこの駅まで来たので撮れる列車があるわけ無い上に

 

 

16時50分の次が19時20分なので約3時間待ちです…。

何も考えず降りたのが悪い。

 

 

 

 

 

 

 

キャリーバッグを持ちながらほぼ斜面のような道を通り展望台へ向かいます。17時で閉まるとか書かれていましたが開いていました。強いて言うなら怖かった。消火栓の赤い光と強風の音で二重に。非常に怖い。それが一番デカかった。どんだけチキンやねん。今でも思い出せるぐらい怖かった…。

 

 

 

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でも綺麗だった…。これには勝てんわ…。

 

 

斜面を滑り降りたほうが早いんじゃないかとか考えながら降りましたとさ。

 

 

 

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降りたらちょうどいわゆる「ブルーモーメント」っていう時間帯でした。日が落ちてちょっとだけ明るくて空が青っぽいようなやつ。

ほんとならブルーモーメントで激Vな写真を量産してわーいわーい言った後星空でも撮って時間なんて勝手に消えているはずでした。

なお現実は外はドン曇りどころか風が強い上雨まで降り始め気分がブルーモーメントですわ。ガハハ

 

 

今ちょっと上手いこと言った

 

 

 

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驚きの黒さ。真っ暗って言うのはこういうのを指すんですね。トンネルの中でもないのにヤバいぐらい暗かったです。ほんと星撮れなかったのが悔やまれます。晴れてれば…。

 

駅に道の駅が併設されているんですが、そこも冬は17時で閉まるらしく、かろうじて飛んでいたフリーWi-Fiで動画とか見たりして時間を潰します。

道の駅の人、こんな時間に客が来ると思っていなかったようで話しかけてくれました。だいたい「どこから来たの?」「大阪から来ました」がテンプレです。

サキイカをオススメされましたが、生姜のドライフルーツを買いました。甘いな~と思った途端生姜の辛みが来る美味いけど辛いそんなドライフルーツです。中毒性があるのか思い出しただけで食べたくなります。今となってはサキイカを買っておいてもよかったなぁとか。また行きます。今度来るときは晴れていてほしい…。

 

最終手段と決めていたホテル以外での動画視聴とDiscordで人と喋ることで耐えきり列車が来る時間になりました。雨で外も出歩けないので止む無しです。

流石に何もせずに2時間はキツいものがある。

 

 

 

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でもライトで照らされた雪に照明や対抗列車の明かりで照らされるキハ54はカッコいいですね。待った甲斐はありました。

今度来るときは晴れていてほしい…って何回目やねん。

 

 

 

ラーメン屋でラーメンでも食べようと思いましたが開いている気配がせずセコイマートでパンを買って乗り込みます。

浜小清水から少し進んだ知床斜里から南へ進路を取り釧路へと伸びていく釧網本線。途中釧路湿原なんかも通るようですが、真っ暗なので何が何だかって感じでした。

同じ列車に乗っていた人、9割は寝ていました。

列車の中で新しいカメラ買いたいなぁと思う反面今のE-M10 MarkIIでまだまだ遊べるな、なんて自問自答をしたり。2年と少しの付き合いですが、どこへ行くにも一緒でした。きっと旅をするのに一番必要な大切な相棒はこいつなんでしょう。そう思いました。

 

 

 

Kushiro Sta.

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長い長い列車の旅を終え終点の釧路駅へ到着しました。電光掲示板には行ったことのない駅名ばかり。強いて言うなら札幌ぐらいでしょうか。摩周、厚岸、根室、帯広、新得…。明日以降で回る行き先に思いを馳せながらホテルへと向かいます。

 

 

 

 

 

あれ?なんか掲示されてるぞ?

 

 

 

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は? 

 

 

 

 

え???

 

 

 

は???????????????????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釧路へ着いてから起こった出来事

・道東の路線がすべて運休になる

 →明日以降立てていた予定がすべて崩壊する

十字キーが壊れる

 →カメラが故障して撮影にちょっと支障が出る

 

 

 

・・・呪いなの?

 

 

お願い!死なないでJR北海道!あんたが今ここで倒れたら、札幌で取ってるホテルや新千歳からの航空機のチケットはどうなっちゃうの?

ルートはまだ残ってる。高速バスが取れれば、札幌へ辿り着けるんだから!

次回、「陸の孤島・釧路」。デュエルスタンバイ!

 

 

 

 最後の一席を抑えることができた高速バスを信じ、雨の降る釧路で眠りにつく。起きれば天国か地獄か。目が離せないね!