#ui_memo

ういめも

雑記 : 旅の始まり

どうもです。

 

 

on.soundcloud.com

 

 

 

投稿していました。

音声のみです。動画は作りません。

 

なぜ動画を作らないただの音声にわざわざ記事を書いているのかというと、こればっかりはどこかで説明をしておかなければただの私的と思われて終わってしまうかなと思ったからです。

そんなわかりにくい作品を作るなという話なんですけど。

「ただの音声」の割にはちゃんとこだわりポイントができてしまったのでそれを書きなぐっておこうかなというやつです。

 

 

 

原曲はARForest氏の"Travel Begins"。素材はこれまで何故か録ってたけど使い道もなく困っていた特急系の放送です。

最近は作りたいものがあってそれに沿った音声を必要に応じて録るのがほとんどなので、滅多なことが無い限り乗ったからという理由で録ったりはしないんですが、なんでか録ってた素材が中心になってしまいました。だいたい作ろうと思って録ったけど結局作らず忘れてるみたいなのが多いです。多分。

忘れまくった結果よくわかんないけど形だけ全国網羅みたいになっています。四国と九州の要素が薄すぎますけど。まぁそんなに長い曲ってわけでもないし…

 

 

もともとこういう私的系の音声には憧れがあって、全国津々浦々の音声素材を使った私的なんてものを作ってみたいな~なんて思っていた時期もあるんですが、先述の通り私は目的が無ければ音声を録らないので、そんな贅沢を言えるようなほどの量の素材が無いんですよね。到着放送の種類もっと多かったらにぎやかにできたかな~とかいろいろ足りないところは多いです。幸か不幸かよく撮る動画に入ってる雑音っぽい感じの音声は多かったので雰囲気出しには困らなかったですね。綺麗に録れた放送と混ぜると破壊力が出るやつの混ぜるほうだけいっぱいあります。

 

自分はどちらかといえば映像で殴る形の作品が多く、また音声を作る技術が無い方の人間なのでこういう私的を作ることはなかったんですが、これも一つ挑戦かなと。上手くできているかはわかりませんが。

まぁあるもので作りたかった形は作れたのでよしとします。

 

 

 

なぜその私的に挑戦したのかというキッカケの方なんですが、SoundCloudに上がっている大変な途中下車シリーズ作品で10選をするSound Stationという企画が今年の下車の日にありました。

その中で主催のkarashiさんの「音声だけの作品の解釈には想像力がいる」というようなニュアンスの(間違ってたらごめんなさい)発言に、確かにその通りだなと非常に共感をしまして。

「音声だけ」ということは、目から入る視覚的な情報がサムネイルの写真ぐらい。その中で全然知らない路線や土地の素材を使用されている作品を聞けば、それがどういった場所でどんな景色なのかというのはもう想像するしかないわけです。

 

 

 

ここで思いついたわけです。

聴く人間に想像させる音声を作ってみたいと。

 

 

 

なるべく日本全国の素材を使って、旅の始まりにある独特の期待感と不安感を表現された曲で作る。

映像を付けてしまって情報量を付加するのは簡単なことですが、そうはせず聴く側の想像力に全部を丸投げにする。

これまで動画を作るために音声を作っていましたが、動画を作らないという選択肢もアリなのかなと。

その列車の思い出が出てくる人もいれば、そうでない人もいるだろうし、その駅名を聞いて何かを想う人もいるかもしれない。そういう自分のエゴというか、作り手側のカッコイイ音声だなとかオシャレな動画だなとかを思ってほしいと思って作るものとは違う種類の作品というアプローチをするのもおもしろいのかなと。情報量を削って聴き手の想像力に任せてしまう。

「動画まで作ることで作品が完成するんだ」という考えに対するアンチテーゼ。オタクなのですぐ斜に構える。

 

目的地は旅する人それぞれ違うし、行き着く先も違うので最後を「This is...」で切ったのも我ながら結構なお気に入りポイントです。冒頭をごちゃ混ぜにしたのも出発地は人それぞれ違うから。いろんな人のいろんな旅が同時進行しているようなイメージです。

いろんな人のいろんな "Travel Begins" を表現したかった。そのあたりも全部想像力に、ということで。

 

 

 

長々と語ってきましたが、これを聴いてどこかへ出かけたくなってもらえたらそれで充分です。

あとはその旅を動画にして見せびらかすか、音声にしてどんな旅をしたのかを聴き手に想像させるところまでしてもらえたらもう言うことはありません。

 

 

 

 

どうせなので自分の旅の思い出も語っていこうかなと思ったんですが、写真を貼るだけにしておきます。そこへ行って何を感じたのかもその写真を見てどう思ったのかも見る人次第ですもんね。

写真を見ながら聞いてもらったらまた違った楽しみ方ができるかもしれません。

 

 

 

では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「旅の始まりの期待も不安も、全部背負って乗り込もう。」